今週は「花王株式会社」をご紹介します。
花王と聞くと洗濯洗剤や石鹼、化粧品を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
実は花王はケミカル事業も行っており、半導体用薬剤や塗料・インキ、アスファルト用乳化剤、リチウムイオン電池用カーボン分散剤の生産などとても広い事業を行っています。
売上高比率におけるケミカル事業も全体の23.1%を占めており、重要な事業となっています。

花王のケミカル事業は、前身の長瀬商店における1911年の粗製グリセリンの発売から始まっており、それ以降乳化や分散といったテクノロジーを生かし様々なニーズに答えてきました。
石鹸や化粧品といった商品も科学技術を利用したものになりますので化学というものが私たちの生活にどれだけ貢献しているのかが実感できますね。
最近では環境に配慮するということが当たり前の認識になっていますが、花王は原材料の調達という事業の最も初期の部分から資源保護や安全・人権に配慮した調達を行っており、最終的には製品のゴミを減らす工夫など一貫した取り組みも行っています。

消費者と環境を第一に考えられ、そのうえで素晴らしい商品を展開することができる開発力や発想力が会社を支えているのだと感じます。

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