皆さんはスマートフォンを買い替えたときなどに使わなくなった機器をどうしていますか。予備で持っておく方や下取りに出す方などが多いかと思います。使用済みの家電や携帯電話、パソコンなどで使用されている希少な金属を資源と見立て都市鉱山と呼び、リサイクル分野で注目されています。
そんな都市鉱山に注目しレアメタルの回収・再生の事業を行っているのが「株式会社アサカ理研」です。
レアメタルは昨今のIT製品や次世代製品における必要不可欠な資源です。
しかし地球上においてレアメタルの埋蔵量は少なく、さらに日本においては海外からの輸入に頼らざるを得ないのが現状です。そこでアサカ理研は、リサイクルによってレアメタルを国内で生み出し循環させることで国内企業との取引実績を積み上げています。
輸入に頼りきりではなく、都市鉱山から効率的に回収・再生を行うことでより素早くよりコストをかけずに調達することが出来るため国内からの評価も高い企業となっています。
さらに、レアメタル事業の集大成と呼ぶほどの新たな柱となる事業としてリチウムイオン電池(LiB)事業にアサカ理研は参入をしています。
LiBは主原料の3元素が将来的に供給不足になると言われており、この事業が将来国内のものづくりにおいて重宝されるようになるかもしれません。
日本において無視することのできない資源問題に対して、国内での循環モデルを提唱し実際にそのモデルの一部を担っているアサカ理研の事業はこれからさらに需要が高まっていくことでしょう。これからの日本の資源問題がどのように変わっていくのか目が離せませんね。