生活雑貨が欲しくなったときに安価な商品を購入することができる100円ショップは重宝しますね。
100円ショップはいたるところに進出しているため、買い物に行くと大抵の場所で見かけることができます。有名どころではダイソーやキャンドゥ、セリアなどが思いつきますが、店舗数で見ると実はワッツが業界3位となっています。
今回は意外と店舗数の多い株式会社ワッツについて紹介いたします。
ワッツは名前を一つに統一せず店舗の展開をしており、ワッツやmeets.、シルクなどを運営する会社となっています。M&Aにも積極的であり、今年は同じく100円ショップを展開する音通エフ・リテールを子会社化しFLET’Sの店舗を増やしています。
ワッツには店舗名の種類が多い点以外にも、他の100円ショップと異なる部分があります。他の大手3社ではフランチャイズや直営型の店舗が多い傾向がありますが、ワッツはそのどちらでもなくテナントや委託販売型の店舗が多くなっています。
これにより機動力が高く、撤退や参入などが迅速に行えるようになっています。正面から他の100円ショップと戦わない戦略をとっているのですね。
ワッツは催事移動販売業の延長のような立場にあることで、うまく業界で生き残る術を持っています。ある意味ニッチ戦略に近い、よくできた経営戦略なのではないでしょうか。