こんにちは。
毎週日曜の夜に放送されている、ちびまる子ちゃんとサザエさんは、多くの人にとって週の始めを実感させてくれる番組の1つになっているように思います。私も放送時間に家にいる場合には、習慣のようにチャンネルを合わせるのですが、話の中で必ず登場する「おやつの時間」がいつも気になってしまいます。その理由は、自分が子どものときにはおやつを食べる習慣はなく、新鮮さを感じるためです。決して、家にまったくおやつがない環境で育ったというわけではないのですが、習い事をしていたために夕食の時間が早かったことと、何もない日であっても、家に帰る時間があまり早くなかったため、夕食までの時間が短かったことが、食べられなかった要因だったのだと思います。そのため、「おやつの時間」に強い憧れがあります(今では、自分でいつでも買えてしまうので、今日は何かな?というワクワク感はなく、理想はもう叶いそうにありませんが…)。
ここにきて、唐突感の否めない話ではありますが、そもそも、おやつとは何を指す言葉なのでしょうか?
一般社団法人 日本おやつ協会は、おやつは、「間食全般」を指す言葉と定義づけています(http://oyatsu-daisuki.com/definition/)。農林水産省も同様に、おやつを「間食」として位置づけており(http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/oneday/idea2.html)、食べたもののボリュームに関わらず、本人のものさし次第で、ご飯なのかおやつなのかが決まるとのことのようです。そうなると、おやつの食べ方は小さいうちにある程度しっかり確立しておいた方が良さそうな気がします。
スナック菓子をはじめとした商品の製造・販売で有名なカルビー株式会社では、おやつを通じて正しい食習慣を考える「カルビー・スナックスクール」を実施しています。このスクールの大きな目的は、子どもたちが食事の自己管理をできるようになるということにあり、授業の形式は、カルビーから講師を招いて授業を行うものと、資料を取り寄せて先生が行うものの2つがあり、実施環境に合わせた授業ができるようプログラムが組まれています。また、保護者や先生などに対しても講習会を開いており、家や学校での食育の実施方法について学ぶことも可能となっています。子どもに「おやつ食べすぎちゃだめ!」と言っても、その理由がわからなかったり、単に禁止するだけであると不満が生じ、逆効果になったりと、難しい点もおそらく多いことと思われるので、子どもだけでなく、教える側にも講習を行うというのは、食育の促進に、非常に効果的であると思います。
家庭科の授業では、三食のバランスのとり方については詳しく学びますが、おやつについては学ぶ機会がなかったように感じるため、企業の取り組みだけでなく、一般教育の場においても当たり前に行われていくことが、最も理想的なのではないかと考えます。私も、自分のおやつの摂取の仕方を見直す一環として、食育についてもっと知識を増やした方が良い気がしてきました。。