こんにちは。

東京スカイツリーが開業してから7年2か月25日、ちょうど2642日が経ちました。もう7年も経ったのかと、早い経年に驚くばかりです。いまだに展望デッキに上がったことがないのは田舎者感が拭えない気もしますが、展望デッキに上るだけで2000円、さらに上の展望回廊に上ろうものならもう1000円。もう少し安くならないものかと東京タワーの料金を調べてみても、高さは下がるのに値段は下がらない。ソラマチを散歩するだけでも十分満足できる、と自分をごまかし早7年。そろそろ財布を叩いて登ってみようかと思う、今日この頃です。

さて、そんな東京スカイツリー、設計は住友系の設計会社である「日建設計」、施工はスーパーゼネコン5社のひとつである「株式会社大林組」が執り行いました。日建設計は、1900年に設立された住友本店の臨時建設部を起源とし、戦後に住友商事から分離独立した建築設計事務所です。過去には東京スカイツリーのほか、東京ドームやNHKホール、神戸ポートタワーなどの設計を行っています。大林組の歴史はさらに古く、1892年の創業以来、甲子園球場や大阪城の天守閣などを竣工しています。

東京スカイツリーやドーム、高層ビルといった高層建築物の設計・施工となると、どうしても過去の実績が重要視されるように思います。こうした大型建築業界は、大手企業同士の入札競争こそあれど、新規参入にはかなり厳しい業界なのではないでしょうか。ある意味、寡占状態にあるともいえると思います。逆に言えば、現在生き残っている大手設計会社や、スーパーゼネコンと呼ばれるような企業は、非常に安定しているような印象を受けました。

寡占状態にある業界といえば、少し前のモバイル通信業界がそうでした。ドコモ・au・softbankが3強を誇っていた時代に比べると、現在は格安SIMによる価格破壊によって競争が生まれ、いい意味で不安定になってきていると思います。不安定を楽しむ、とはよく言ったものですが、建築業界が不安定、というのはなんだか違うような。

余談ですが、東京スカイツリーには綿密にシミュレートされた構造設計により、強風や地震にも耐える構造設計がなされています。文字通りの安定ですね。このサイトで公開されているのが非常にわかりやすいのでご覧ください。

 

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