こんにちは。
今日は、ガラスについてお話したいと思います。ガラスと聞くとコップだったり窓だったり、はたまたディスプレイだったりに使われている硬く透明な物質のことを想像するかと思います。様々に使われていてひたすらガラスと呼ばれていますが、実はちょっとずつ性質がちがっています。今日は皆さんに少しだけガラスの種類について詳しくなってもらおうと思います。
現在最も一般的に利用されているガラスは、正式にはソーダ石灰ガラスといい、大きなくくりでは「ケイ酸ガラス」に分類されます。ケイ酸ガラスにはソーダ石灰ガラスのほか、ホウケイ酸ガラスや石英ガラスなどが含まれます。ホウケイ酸ガラスはビーカーなどの実験器具で有名なパイレックスの素材です。ソーダ石灰ガラスより少し高価ですが、熱衝撃に強い性質があります。石英ガラスは高価ですが非常に透明度が高く、光ファイバーや望遠鏡のレンズなどに使われます。ここに紹介したのはほんの一例で、例えば水族館の水槽に使われているガラスや、まだまだ多くの種類があります。
そこで本日は、様々な用途に向けたガラスを製造する「旭硝子株式会社」をご紹介いたします。同社は、国内だけでなくアメリカ、アジア、ロシア、ヨーロッパに展開しており、特に板ガラス、液晶用ガラス、自動車用などの分野では世界トップクラスのシェアを誇っています。最近のリリースでは、5G通信用のアンテナを内蔵したアンテナ一体型ガラスを発表しており、実際に自動車に実装しての通信検証に成功したそうです。建物や車両に設置しても視野を遮らず、景観を損ねることがないため、車両だけでなく建物などへの設置の可能性が広がりそうです。