先日自宅で重い家具を動かしていたところ、壁の光コンセントから伸びている光ファイバケーブルを断線させてしまいました。すぐに回線業者に連絡をしたところ、訪問は2日後とのことでショックで目の前が真っ暗になりました。が、予備のケーブルがあったことを思い出し、事なきを得ました。
家庭で使うネットワーク機器といえば、例えばルータ。NECやバッファロー、業務用はCiscoなどが有名ですが、光ファイバについては知識がなかったため、少し調べてみました。光ファイバは大きく2つ「ガラス型光ファイバ」と「プラスチック光ファイバ」に大別できます。ガラス型はロスが少なく長距離伝送に適しており、海底ケーブルなどに使われていますが、折り曲げに弱い(ガラスなので)。一方のプラスチック型光ファイバは、比較的ロスが大きいですが折り曲げに強く、製造コストも安いという特徴があります。そのため、一般家庭ではプラスチック型が使われています。驚いたことに、プラスチック型光ファイバの世界シェアは、「三菱ケミカル」「旭化成」「東レ」の3社で99%のシェアを誇り、その中で三菱ケミカルがなんと70%ものシェアを誇っているそうです。
そこで、今回は「株式会社三菱ケミカルホールディングス」のご紹介です。三菱ケミカルホールディングスグループは、先程紹介した三菱ケミカルの他、製薬事業を手掛ける田辺三菱製薬、次世代医療領域の生命科学インスティテュート、エネルギー事業の大陽日酸の4社をグループにもち、ケミストリーを基盤とした製品・サービスを提供することで「KAITEKI」の実現を目指す企業集団です。
日本の製品が世界の通信基盤を支えている、世界中のネットワークを直接つないでいると知り、少し誇らしい気持ちになりました。