こんにちは。
今日のネタ探しでは、成田国際空港会社(NAA)が、NTT東日本千葉事業部と連携して、ロボットを使った双方向型案内端末の利用促進に向けた実証実験を始めた、という記事を見かけました。
NTT東日本のロボット型通信端末向けクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を利用し、ヴイストン株式会社の普及型社会的対話ロボット「Sota」での音声ガイダンスを行うそうです。Sotaが利用者の接近をセンサで感知すると、4ヶ国語で呼び込みを行い、付近にある案内端末へ誘導します。案内端末に搭乗券の情報等を入力することで、搭乗口への行き方などを分かりやすく表示し、案内を行うとのこと。
正直、その工程が必要なのか疑問に思うところもあります。最終的に案内端末を使わせるなら、Sotaの影響範囲はごく限られたものではないでしょうか。使うからにはロボットをもっと前面に押し出してほしいですよね。画面の中の受付嬢AIとタッチパネルを介してやりとりするようなシステムは既に鉄道で試みがありますが、物理的実体を伴うロボットを利用したシステムでは、プレゼンスの面で利用者の情報の受け取り方に有利な部分があると思います。
とは言うものの、まずは導入と実験を行うという姿勢は大切だと思います。徐々に案内端末での情報入出力量を減らし、ロボットの比重を大きくするようなアイディアは当然出ているでしょうし、そういった日がいずれ来るのが楽しみでもあります。
というわけで、今日は株式会社エヌ・ティ・ティ・データを紹介したいと思います。
Sotaの開発には、ヴイストン、NTT、NTTデータなどが共同で関わっています。