ここ数日3Dプリンタを扱う上場企業を調べてみましたが、ちょこちょこ「バイオ3Dプリンタ」という言葉を目にします。
なんだか危険な香りと未来の可能性を感じる言葉です。
「バイオ3Dプリンタ」は3Dプリンタの技術を用いて細胞パターンを作成するもの、とのことです。
何をプリンティングするのかというと、義肢から皮膚移植用の皮膚から、臓器の元となる構造物まで「印刷」することができるようです。
よく、臓器移植は移植希望者数に対して移植可能な臓器の数が少ない、ということを耳にします。
もし3Dプリンタで作ることができるようになったら未来は明るい感じがしますね。
四肢に欠損があっても、バイオ3Dプリンタで作ることができるんでしょうか・・?
ということで本日は株式会社SCREENホールディングスを取り上げます。
SCREENホールディングスは表面処理・直接描画・画像処理の三つのコア技術をもとに事業展開し、大きくエネルギー、検査計測、ライフサイエンス(細胞関連)、ライフサイエンス(錠剤関連)の4分野事業を行っています。
気になるのがライフサイエンス分野の「3D細胞スキャナ」です。
3D細胞培養による研究ががんの創薬研究に有効だそうです。従来手法ではがん細胞を培養した後に検査試薬を加え観察するため、試験に手間を要し同一細胞での経過観察ができなくなっていたものに対し、
3D細胞スキャナを用いるとそれらのデメリットを排除して創薬研究を行えるとのこと。
なんとなく、細胞の3Dデータの蓄積でなにかがわかりそう感をひしひしと感じます。