オウンドメディアの今

| 小ネタ! |

こんにちは。media

最近、SNSなどでよく企業独自のメディアの記事が取り上げられているのを目にしますね。
こういった会社概要や製品紹介ではなくメディアとして記事を連ねているメディアのことを
「オウンドメディア」と言います。流行りのメディア体であるため単語だけは聞いた事がある!
という方も多いのではないでしょうか。

私が閲覧したことのあるオウンドメディアは、ニフティ株式会社の運営するデイリーポータルZ、
それからグループウェアでシェア一位を誇る株式会社サイボウズの運営するサイボウズ式の
2つのみです。
が、どちらの記事も非常にユニークで、まるで個人のブログのような感覚で
書かれており、かつ洗練されたセンスを感じさせる企画・文章で構成されています。
非常に中身の濃い話題が多い為、2つのサイトをめぐって記事を閲覧するだけでも1日過ごせます。
面白いメディアをウリにしているサイトは数多くありますが、正直言ってそういったサイトの
記事よりも面白いな、と思うことが多いです。
それは今まで培ってきた技術力を噛み砕いて教えてくれていたり、大企業にしかない組織の
特徴を織り交ぜたりしながら記事を作成しているというところから来ていると思います。

また、サイボウズは先日オフィスワーカーでありながらも母親でもある人々の苦悩を
描いた動画を発表、2回で100万回を超える再生数を記録し、動画の中にはサイボウズの製品や
サービスの名前は一切入ってはいませんが、世間に「サイボウズ」という名前を広めるには
十分な広告効果を生み出しています。
サイボウズでは記事を書く際に「製品を売り込まない」「競合情報もサイボウズ批判も面白ければOK」
という方針で編集を進めているそうです。

とにかく、サイボウズはサイボウズ式の記事が広まりさえすれば、製品を売り込まなくても
勝手にサイボウズの製品情報が世間に浸透していくと考えているのだと思います。
SNSで記事が広まるためには良い製品の紹介ではなく、少々過激とも言える記事を書いて
記事のタイトルやあらすじだけで面白いと思わせて拡散させる事が必要とされます。

ただ広告を垂れ流すだけでは、溢れかえるほどのメディアに押し流されてしまいます。
自分たちの立ち位置を見定め、その上で効果的なメディアを使うことが大事ですね。
ただこのオウンドメディアの流れに乗っても、企業が肉を切らせて骨を断つ精神で
いなくてはなりません。
つまり、「少々炎上したりしても情報が広まれば良い。」「きちんと記事編集チームを作って
面白い記事を生み出す。」そういった意識のもとに自社にあったメディアを活用することが
ネットメディアで広告を打ち出す時に必要な事だと感じたのでした。

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