こんにちは。
今朝、昨日の小ネタで話に出したリクルートが今年の10月をめどに上場するらしいと聞いて、タイミングの良さに驚きました笑
さて、先日3Dプリンタで作製した殺傷能力のある拳銃を所持していたとして、大学職員が逮捕されましたね。
3Dプリンタは現在、製造業を中心に建築・医療・教育・先端研究など幅広い分野で普及しています。用途は様々ですが、試作品や模型の製造などでその技術が重宝されており、モノづくりの革命児としてますます期待が高まっており、日本でもアルテックが3Dプリンタでおよそ50%の世界シェアを持つストラタシス社のマーケティングを担うなど、経済的な影響も無視できないものとなっています。
部品ごとに製造する必要がなかったり、誰でも同じものを作れるといったメリットから急速に広まっている3Dプリンタですが、しかし、だからこそ今回のような事件が起こりうることもよく考えなければなりません。
やはり今回の件を受けて、3Dプリンタを法的に規制すべきか否か、という議論が起こっています。
専門家から言わせてみれば、銃の製造は3Dプリンタでなくてもできるし、他の方法ならもっと脅威のあるものが作れてしまうようです。
それなのに3Dプリンタだけそういった規制をかけるのはおかしいし、“夢の機械”に制限を設けてしまってはその可能性を狭めることになる、とのこと。
今回の件では、銃について、加工について、3Dプリンタについて等、結構な知識がないと本質を理解するのは難しいようです。
確かに、「銃を製造できる」という事実だけで「3Dプリンタを規制すべき」という考えに結びつけてしまうのも少し性急に過ぎるかもしれません。
しかし、今や3Dプリンタは個人でも数万円で手に入れることができますし、さらなる技術の発展によりますます精巧な銃を製造することが可能になってくると思われます。
勿論、その技術の無限の可能性をつぶしたくはありませんが、“夢の機械”だからこそ、安心・安全な技術として成長してくれるような道を模索しなければなりませんね。