リモートワークだったりメタバースだったりと、私達の生活圏が現実世界からバーチャル世界へと移行する兆しが感じられます。欲しい情報には自宅から簡単にアクセスできますし、離れた場所に居る人たちと一つの場を共有できるようになりました。もはや皆が物理的にどこにいるかということはあまり重要ではないのかもしれません。
とはいえ、結局は現実世界で生きている私達。ものを動かす仕事はなくなりません。むしろ皆が物理的に点在するようになったことで、物流は一層存在感を増しているのではないでしょうか。
株式会社ダイフクは、そんな物流の拠点や工場におけるマテリアルハンドリング(マテハン)で世界No.1の業績を持つ企業です。
世界26の国と地域に展開し、グループ全体の売上高における64%を海外での事業が占めている、日本が誇るグローバル企業の一つです。
ここでのマテハンとは、工場や倉庫でものを移動させるために用いられる機械やソリューション全般を指す言葉です。コンベアやフォークリフト、無人搬送車、それら全体を連動制御するコンピュータ等、マテハンによって倉庫内の作業が効率化され、人間にかかる負担が軽減されます。
ダイフクは、このマテハンに関するコンサルティングから企画・エンジニアリング、設計、製作、施工・稼働、アフターサービスまで一気通貫で行っています。俯瞰的な視点からマテハン全体を効率的に構築し、トラブル発生時にもスピーディに対応できる、このトータルサポートがダイフクの強みです。入庫や保管、出庫といった一連の作業全体を自動化した「自動倉庫」を日本で初めて開発したのも、このダイフクなんだそうですよ。
ダイフクと聞いて、おいしい和菓子を作っている会社なのかなと思いましたが、全く違いました。
ものを動かすという、絶対に必要な分野。こんなところにも世界をリードする日本企業があったんですね。