こんにちは。
今週は、対面販売へのこだわりが薄れ生命保険すらネット専業企業の増加がありえる、という記事を見かけました。
2018年10月にはLINEほけんが登場しましたが、保険料が少額の損保商品が中心のため、ネット生保以上の増加傾向にあるそうです。商品理解が難しい生命保険はネット販売しにくく、ネットで保険を売るくらいなら営業職員の拠点を少しでも多く作った方が投資効率が良い、という意見が長年主流となっていたそうですが、そのように距離をおいていた大手も徐々に参入してきています。
株式会社T&Dホールディングス傘下の太陽生命保険も、ネット販売に参入する予定です。「シニアに最もやさしい生保」を掲げ、契約者の約6割が60歳以上という構成で、ネット販売を始めるのも介護や認知症を保障するシニア向け商品だそうです。スマホの普及率が8割に達し、今やシニアもネットを使いこなす時代ということで、ネット販売イコール若年層向けという決めつけをなくすべきだという考えです。
太陽生命のネット販売では、スマホの操作や契約内容に疑問があれば客先に訪問するための人員を確保しているそうです。伝統的な営業職員とネット利用の複合型で、両者を混じり合わせながら新しい生保営業のスタイルを模索しています。