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変化の激しいアジアの縫製工場

| 経営 |

こんにちは

本日はアジアに工場をおくアパレル関連の記事です。

服

今コストに敏感な縫製産業が東南アジアでの最適な立地をめぐり、
世界が大きく動いています。
今特に人気がある国がベトナム

TPPを見越して、伊藤忠商事はベトナムに相次ぎ工場を建てているそうです。
伊藤忠商事は「アルマーニ」や「ブルガリ」といった欧州高級ブランドを
日本に持ってきた会社です。

人件費の安い東南アジアで、縫製工場をつくり世界へ売り出す。
まさにファストファッションのユニクロやZARAのビジネスモデルでありますが
実は近年東南アジアで工場を作る立地は次の要因から複雑になっております。

要因は
人件費、賃金の動向、人口、電気供給、物流インフラ、関税など

現在伊藤忠商事が工場を建てているベトナムは他の国と比較しても人件費が高いものの、高速道路や港湾などの整備がされていたり、TPP交渉に参加し将来的にアメリカへの関税がなくなる可能性が高いなど、良い条件が揃っており
衣類の輸出額は年々上昇しているそうです。

しかし、人件費の安いことでできるこのビジネスは、
ビジネスが大きくなることで工場の利益があがり、
その国の経済が上昇して、物価が上昇し、
人件費のコストがあがることにも繋がります。

そのような背景から、今優良な立地であっても今後5年後にどうなるか予測が難しいそうです。

今のファストファッションもこのままずっと続くわけでないのではないかと思いました。

世界の和紙

| 小ネタ! |

こんにちは!
今日はすっきりと晴れましたね。
昨日一昨日とずっと雨が降っていたので、余計に気持ちがいいです。

さて、このたび和紙がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました。
今回登録対象になっている3種の和紙のうち、島根県の石州半紙は2009年に単独で無形文化遺産に登録されていましたが、そこへ埼玉県の細川紙と岐阜県の本美濃紙を加えて枠組みを和紙全体に広げ、改めて登録が決まったとのことです。

和紙はイタリアなどでもフレスコ画や古文書の修復で重宝されています。
自然の材料で作られているため薄いのに丈夫で、しかも作品に悪影響を及ぼすことがないんだそうです。
欧州で数多ある絵画などの修復に日本の伝統技術が貢献しているというのは、とても感慨深いことですね。

和紙に関係ありそうな上場企業としては、大正5年に機械漉き和紙メーカーとして設立された阿波製紙があります。
残念ながら手漉きではありませんが、伝統の技術を受け継ぎながら、温故知新の精神で環境に配慮した製品を生み出しています。

先日和食も無形文化遺産に登録されましたし、こういった伝統文化が世界に認められるということはとてもうれしく感じます。
日本人自身がこういった文化を忘れがちですが、ぜひ大切にしていきたいですね。

ではでは、今日はこの辺で。

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