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近年は新型コロナウイルス流行による鋼材の需要減少に伴い、日本の鉄鋼業の業績低迷が話題となっていました。

しかし、直近では需要の回復が見られており業績をv字回復させている企業も現れているようです。

今回はその中の1社であるJFEホールディングス株式会社について紹介いたします。

JFEホールディングスは大手鉄鋼メーカーのJFEスチールを中心とした、JFEグループを傘下に持つ持株会社です。

グループにはJFE商事、JFEエンジニアリングが子会社として参加しているため、グループ全体で鉄鋼事業以外の分野も展開することができています。

核となっているJFEスチールは世界でもトップクラスの鉄鋼生産規模を持ち、高い技術力を有した企業となっています。

このJFEスチールは中長期的に海外での現地生産を拡大していくビジョンがあり、海外売上比率を伸ばしています。

現地での効率的な生産を目指しているため、世界的な需要を取り込んでいくことができそうですね。

経営の方針として量よりも質を重視している面があり、近年躍進している中国企業とも住み分けができそうに思えます。

海外進出を目指し技術力を生かした住み分けもできる企業は、今後も大きく成長を続けられるのではないでしょうか。

CMで攻め続ける

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「カップ麺」
深夜、無性に食べたくなることが良くあります。深夜のジャンクフードは体に良くないだろうなぁとは思いつつも、お湯を入れて数分待つだけで出来上がるあの手軽さと魔性のおいしさには敵いません。
そんなカップ麺、今ではたくさんの種類がありますが、結局、
・カップラーメンと言えば?→カップヌードル
・カップ焼きそばと言えば?→U.F.O.
ではないでしょうか。どちらも日清食品ホールディング株式会社のブランドです。

皆さんご存じの通り、世界初のインスタントラーメンは日清食品の「チキンラーメン」です。日清食品創業者の安藤百福が、1958年に自宅裏庭の研究小屋で開発しました。世界初のカップ麺も1971年発売の「カップヌードル」です。以来たくさんのインスタント麺が発売されてきた中で、これらの商品が未だに第一線を走り続けているのは驚きです。

このようにカップ麺業界で一番の歴史と権威を持つ日清食品ですが、そのCMがあまりにも攻めすぎていると度々話題になっていることをご存じでしょうか。
アーノルド・シュワルツェネッガーが大きなやかんを振り回すCMにはじまり、ボン・ジョヴィやクイーンの替え歌、ワンピースやサザエさんなどの国民的アニメの絵柄をガラッと変えて青春を演出した「HUNGRY DAYS アオハルかよ」シリーズなど、一つ一つのCMの印象が強すぎます。
近年だと、比較的新しい商品の「カレーメシ」のCMがどれも奇抜で面白いです。

カオスすぎると賛否両論あるそうなのですが、日清のCMが流れた時につい顔を上げて見てしまうというのは、それだけで大成功なのだろうなと思います。カオスなCMが響きそうな10代, 20代がカップ麺のメインターゲットなのも流石です。

絶対に失敗できないという環境ではあのような奇抜な発想は出てこないでしょう。
会社が大きくなると突飛な行動ができなくなるという印象がありますが、実は逆なのかもしれません。
日清食品のようにしっかりとした歴史と信頼、ブランドイメージを持っているからこそ、多少の批判を恐れずに奇抜で攻めたCMを打ち出すことが出来るのかもしれません。

文房具の自販機?

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皆さん最近、ノートやメモ帳など使っていますか。

近年パソコンやスマートフォンなどの電子デバイスが多様化、そして日常化しつつあります。何か記録をとろうとすると、デジタルデバイスを使うことが一般的になってきたのではないでしょうか。私個人の話ではありますが、日々の予定も手帳ではなく、スマートフォンのカレンダーアプリで管理することが多いです。、、と便利になったとはいえ、ノートやメモ帳など物理的な媒体での記録が使い勝手が良いこともあります。

今週は株式会社コクヨについてご紹介します。

こちらの会社はキャンパスノートなどの紙製品や、文房具やパソコン関連用品、家具の製造販売、またオフィス通販の運営をされています。

2023年1月に、コクヨは羽田空港でIoT自動販売機による文房具ノートの販売が始まりました。国内外の文房具のセットや、キャンパスノートのセット、シークレットセットなど多種多様な商品の取り扱いがあるそうです。羽田空港での販売ということもあり、日本人だけではなく、訪日観光客からも注目を集めているのではないでしょうか。また、この取り組みを通じて、文房具やノートに対する新しい一面や魅力が見えてきそうです。

この機会に、久しぶりに文房具に触れてみるのも良いんじゃないでしょうか。

日本最古の上場企業

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私が言うのもおこがましいですが会社を長く続けていくのは大変なことです。時代が変われば求められる事業も変わり、一時期に栄華を極めた会社が数十年後に残っているとは限りません。東京商工リサーチの調査によると2021年に倒産した企業の平均寿命は23.8年だそうです。

その一方で、明治や大正、江戸時代から続いている老舗企業が存在することも事実です。長い時間をかけて戦争や災害、社会の変化に揉まれ、選別されてきたことを考えると、今生き残っている老舗企業は環境の変化にとらわれない普遍的な強さを持っているのかもしれません。

そんな老舗企業について調べていた所、松井建設株式会社という企業を見つけました。この企業、現在の上場企業の中で最も創業が古い企業なんだそうです。その創業は1586年(天正14年)。なんと戦国時代末期です。1582年の本能寺の変の直後、豊臣秀吉が太政大臣についた頃ですね。加賀藩の前田家の命を請けて、現在の富山県高岡市にある越中守山城の修繕に従事したのが始まりです。以来、松井建設は数多くの社寺建築に携わってきました。

1923年の関東大震災の際には復興に尽力し、それ以来社寺建築だけではなく一般建築にも携わっています。
上場企業について調べる中で、豊臣, 前田など日本史の授業で習った偉人達が出てくるとは思いませんでした。それと比較すると関東大震災が最近のことのように錯覚してしまいますが、震災だってばっちり歴史の教科書に載っている出来事です。

会社のホームページを見ると、社是は「信用第一」で、経営指針の先頭には「質素で堅実な社風を守り、地道に本業に取り組む」とあります。このような愚直で堅実で、誠実な姿勢が企業を長続きさせる秘訣なのかもしれません。

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