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色が付くリボン

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突然ですが、タイプライターのレトロな仕組みにロマンを感じませんか?

キーを叩くと、中でアームが動いて、インクが付いたリボンを紙に叩きつけ、印字される。電子的なものが普及した現代では、電気を使わない機械的な仕組みとタイプライターフォルム、キーを叩いたときの音、そのすべてが魅力的に感じますね。

さて今回紹介するのは、タイプライターで使われるインパクトリボンなど、印刷に使用されるインクリボンを製造・販売している「フジコピアン株式会社」です。こちらの会社は、OA機器のインクリボンで国内トップシェア率を持ち、印字・印画の分野に関しては高度な技術を誇っています。中でも、現在のプリンターで使われる熱を用いて転写するタイプのノンインパクトリボン「サーマルトランスファーメディア」は、世界に先駆けて開発されたリボンだそうです。あらゆる紙の材質でも綺麗なRGB鮮度で転写できるように、紙の種類にあったインクの素材を分けており、PCR用紙を含めて汎用的に使用できるワックスタイプ、プラスチック系にも対応したセミレジンタイプなどがあります。また、皆さんのもっと身近なもので言うと、誰もが一度は人生で使ったことがある修正テープやテープのりも販売しています。インクリボンの転写技術が文房具にまで応用されていると思うと、リボン形状にして使用することを始めて考えた人の発想力と衝撃を与えなくても熱で印刷する手法を編み出したフジコピアン株式会社の機転には驚きです。

皆さんも電子的なものではなく、電気を使わない機械的なものにも今一度着目して、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

皆さんは家の屋根の上に登ったことはありますか?私は小さいときに実家の屋根裏への入り口は見つけられたのですが、断熱材(?)やほこりが多すぎて入口から先に進むことが出来ず、夢のままで終わっています(危ないのでよほどのことが無い限りはやめた方がいいですね)。

今回は日本の家には欠かせない瓦を造る、新東株式会社をご紹介します。日本では三州、石州、淡路が三大瓦産地と呼ばれており、新東は三州の一部、愛知県高浜市に本社を構えます。そもそも瓦は粘土から作られており、スレート系(セメント製)や金属系の屋根よりも耐火性や断熱性、防音性など、様々な点で優れているんだそうです。新東ではそんな伝統的な瓦はもちろん、軽量で耐久性に優れたモデル、大雪になっても落雪しにくいモデルなど、幅広く取り扱っています。新東で製造された瓦は、さまざまな大手の建設企業に納入され、私たちの住居の大切な部分を担っています。

雪国に住んでいたときは雪が滑り落ちる轟音で目が覚める…なんていうことが少なくなかったのを思い出しました。最新鋭の瓦、気になってきました。

マイカーの色を選ぶ際には、自分の好みだけではなく汚れ・傷の目立ちやすさを考慮することも多いのではないでしょうか。自分の好きな色を保つために自分で補修するのはディーラーに頼らない手入れ方法の一つです。ホームセンターや自動車用品店ではこのための塗料がよく見られますが、種類が多くどれがいいのか迷ってしまいます。

今回紹介するのは、イサム塗料株式会社です。様々な工業用塗料を扱っており、自動車用塗料は主力製品の一つです。他メーカーと比較して最も早く水性塗料を取り扱い始めたのが特徴で、有機溶剤が環境へ与える悪影響にいち早く着目しています。水性だからといって勿論塗料としての品質は劣っておらず、水性の安全性はそのままに作業時間の短縮などで新たな価値を生んでいるのです。

塗料といえばプラモデルに使用する物しか知りませんでしたが、工業用となると色合いだけでなく耐久性や環境への配慮がより求められます。今後さらに開発が進めば、イサム塗料株式会社が先駆けとなった水性塗料がいつの日か自動車用塗料の大部分を占めるようになるかもしれません。

食べ方の可能性

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皆さん、お菓子作りは好きですか?

私は果物が盛られたケーキやゼリーを作るのが好きで、大学時代は毎週のように作っていました。ただ、果物は新鮮な果物は年々お値段が上がっており、大学生一人暮らしの家計では厳しい部分があったため、缶詰に入ったものをよく使っていました。

さて、今回紹介するのは皆さんが一度は手に取って食べたことがあるシーチキンやフルーツの缶詰を製造・販売している「はごろもフーズ株式会社」です。よく耳にする「シーチキン」ですが、実ははごろもフーズ株式会社が発祥で商標登録もされています。ちなみにシーチキンの由来は、海外では原料となるビンナガマグロが「海の鶏」と言われていることや肉質が鶏のささ身に似ていることに着目して命名されたそうです。そんな食用油と野菜エキスや塩などを混ぜた調味液にビンナガマグロを漬けた「シーチキン」ですが、最初は一般消費者にはあまり馴染みのない食べ物で、どのように食べればよいか分からない人が多く伸び悩んでいたとのことです。そこでCMを使って食べ方の可能性を提示してみたところ、たちまち出荷数が跳ね上がり、食卓の場に浸透していきました。

また、はごろもフーズ株式会社は消費者に快適に缶詰を使っていただくために、1982年には缶切りを使ってふたを開けるタイプから片手で簡単に開けられるプルタグタイプのイージーオープン缶を業界に先駆けて採用、2013年にはさらに進化させて、お年寄りやつめの長い女性でも無理なく開封できるようにシールタイプのふた「やさし~る」を使ったシーチキンを発売しています。フルーツ系の商品も缶詰の他にパウチタイプも発売し、より簡単に美味しく食べれる工夫を考えています。

私も力が入らないときは缶を開けられずに30分くらい格闘することもあります。はごろもフーズ株式会社は、消費者が抱える悩みの部分に着目し、缶詰自体の仕組みの改良や食べ方の提案も常に提供しています。缶詰をあまり買わない方も、はごろもフーズ株式会社の缶詰を手に取って缶詰一個に込められた努力や可能性を感じてみてはいかがでしょうか。

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