こんにちは。

今週は、スマートスピーカーによる音声データの収集とプライバシーへの懸念についての記事を見かけました。

音声認識技術の向上を競い合うプラットフォーマーなどの大企業各社は、収集した音声データを人間が聞き、方言などによるAIの認識間違いを修正することで精度向上を目指してきました。しかし7月に起きたGoogleの音声分析担当者によるオランダ語音声データの漏洩事件で、収集された音声データが人間の担当者によって聞かれる可能性があることが一般に強く認識され、ドイツのデータ保護当局がEUの一般データ保護規則違反の疑いで調査を始め、Googleは10月1日に人間に聞かれる可能性を利用者が確認しない限り、音声データを保存しないよう仕様を変更すると発表しました。Appleも8月、iPhoneやApple Watchに搭載された音声認識AIが利用者が意図して起動させていない場合も音声を収集していたとして米カリフォルニア州の連邦地裁で集団訴訟を起こされました。
会話をただ機械が分析する場合と人間に聞かれる場合では、消費者の受け取り方が大きく異なり、プライバシー保護に不安を感じる人が出る可能性もあります。個人情報保護法ではデータの利用目的さえ伝えれば違法ではないものの、最近ではデータの処理方法への消費者の関心も高くなってきています。海外でのトラブルの事例をふまえ、LINEは9月に消費者が品質改善のための音声データの提供を無効にすることを選択できるようにしました。Microsoftの通話ソフトSkypeで収集されるデータも一部人力で分析されていることが明示され、有料サービス利用者の音声データは精度向上に使わないということで、消費者は料金とデータのどちらをサービスに提供するか選ぶ形式になっています。
世界中から大量の音声データを収集できるスマートスピーカーはAI開発にとって非常に重要となっており、この音声データこそが次世代技術開発のための資源であるとも言われています。

というわけで、今回は音声認識技術関連銘柄のひとつである、株式会社フュートレックを紹介したいと思います。
株式会社フュートレックは、情報端末・家電向け音声認識アプリを主力事業としている企業です。音源LSI設計データ/組込みソフトウエアを用いてコンテンツプロバイダーから楽譜をダウンロードし、着信メロディに利用することを実現した最初の会社でもあります。最近では、クッション型セラピーロボット「Qoobo」開発のユカイ工学と資本提携したことで話題となりました。

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