うるう秒

| 小ネタ! |

こんにちは。f157251c72cafb1542af36151665e17b_s

今年の7月1日に「うるう秒」が挿入されることは、皆さんご存知でしょうか。
普通に暮らしていると、「うるう年」は意識しても「うるう秒」を意識することって、
なかなかありませんね。

そもそも「うるう秒」とは一体なんなんでしょう。
まず私達が使っている時間はどのように決まっているのか、という話から始まります。

日本時刻である日本標準時(JST)は、協定世界時(UTC)+9時間で定められています。
このUTCは、国際原子時(TAI)と世界時(UT)から決められています。
国際原子時・・・原子の発する電磁波を利用
世界時・・・地球の自転を利用
以上の2つで私達の時間は決められています。

ここで問題なのは、地球の自転するスピードは一定ではないということです。
このため、TAIとUTにズレが生じます。
この差を縮めるために使われるのが「うるう秒」です。

うるう秒がいつ発生するかは直前までわからないのだそうです。
通常、6月30日か12月31日に発生し、23:59:60を入れるか、23:59:59を削除するかの2通りあります。
しかし、今までのうるう秒は全て23:59:60の挿入だったそうです。

前回は2012年7月1日にうるう秒での調整が行われました。
そのときはインターネット障害が起きて大変だったのだそうです……。
今回も様々なところが対応に追われているかと思います。

ところで、NTTが提供する時報サービス「117」も、うるう秒に対する調整を行うそうです。
7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を1秒挿入して、日本の標準時と合わせます。
このため、調整時の時報の聞こえ方がいつもの「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」とは異なるのだそうです。
どの種類の電話から掛けるかで聞こえ方も変わるそうです。
時間がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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