こんにちは。

今日はレアアース(希少土)と呼ばれる資源の話題です。
ジスプロシウムやテルビウムなどがあり、LED照明、ハイブリッド車のエンジン、液晶テレビなどに使用されます。
そのレアアースですが、日本は輸入に頼っている状態でした。これを解決するために脱レアアースが進められており、2012年の1月から4月には中国からの輸入が前年比70%減となっています。企業が十分な在庫をもっていたり、技術開発が進んだためです。
こうして輸入価格の高騰を抑えられる見通しが立ったところに、さらなる朗報が飛び込んできたようです。

日本の最東端である南鳥島周辺の海底で、レアアースを豊富に含む泥が発見されました。日本の排他的経済水域(EEZ)内であれば自国の資源として開発が可能な上、埋蔵量は国内年間消費量の220倍以上が見込まれているそうです。
発見したのは、東京大学大学院の加藤教授らの研究グループで、28日に資源地質学会で発表されました。

ただ、課題として、水深があげられています。
発見されたのは水深5600メートルの海底で、世界的に前例のない深さとなっているからです。
それについては、加藤研究室と共同開発してきた三井海洋開発三井物産で技術開発は十分可能とみているそうなので、期待大です。
自国のレアアースを使って生産ができるようになれば、価格も抑えられるでしょうし、他国の製品と戦う大きな武器になってくれるかもしれません。

今日はこのへんで。
ではでは。

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