先日、ふと目にした雑誌にボラバイトのことが取り上げられていました。
確か、昨年、テレビ東京でもボラバイトの流行について取り上げた番組を
目にした記憶があります。
私が学生の頃は、ファームステイなどといった旅行と農場体験を合体させた
旅行をする友人がけっこういましたが、ボラバイトはボランティアとアルバイトを
合体させた新語。これも時代背景の違いなんでしょうか。
さて、ボラバイトの内容ですが、たとえば農作業1日やって、バイト代は4,000円、
ご飯は付くけれど、交通費は出ないといったものが一般的なようです。
よりイメージしていただきやすいよう、株式会社サンカネットワーク(非上場)が
運営するサイト「ボラバイト」に掲載されている募集内容をざっとあげてみましょう。
「農家のボラバイト
瀬戸内海を一望できる畑でジャガイモの収穫をしませんか?」
「果樹園のボラバイト
果樹の一大産地でサクランボ食べ放題!」
「農場のボラバイト
有機米、無農薬米の作り方を学びたい人!」
「ペンションのボラバイト
大雪山のふもとにあるアットホームなペンションです。」
また、ヤフー株式会社のヤフーボランティアに
掲載されているボラバイト特集には次のように紹介されています。
「キャンプ場で先生に
南アルプスを望む大自然に囲まれながら、奔放な子ども達を相手に大奮闘!」
「牧場で酪農体験
広大な北海道で、子牛のお世話から、乳搾りまで。
本当の酪農のお仕事ができます!」
………確かに、近所のありきたりなアルバイトより楽しそうと思えてきますね。
中には、ボラバイト先の仕事に就こうとする人のための「就活ボラバイト」
なるものもあるようです。
なんでも、ボラバイト先に泊まり込みで、最低でも半年から一年かけて、
実際に働きながら仕事のノウハウを学ぶのだそうです。
バイトとインターンの中間といったところでしょうか。
このように、多少報酬に見劣りはしても、得られる経験の稀少さから魅力が
大きく見えるボラバイト。若い人の間で流行るのも理解できますが、
気をつけなければならない点もあります。
それは、通常の仕事と変わらないのに、ボランティアと謳うことで、労働力を
安く買いたたかれてしまうこと。
そう言った面は意識しておいた方がよさそうです。
それでも魅力が多いボラバイト。
一度サイトを見てみてはいかがでしょうか?
Yahoo!ボランティア ボラバイト特集(外部リンク)