こんにちは。
昨日はドライブの話をしたので、今日も引き続き車の話題を。
最近はすっかりエコカーブームですよね。
それで注目されている、というか、すでに広く普及している自動車部品が
CVT(ContinuouslyVariableTransmission)。日本語に訳すと「無段変速機」。
変速ギアを用いず、摩擦によって変速比を連続的に変化させることで、
無段階での変速を可能としたトランスミッションのことです。
これを使うと、走行状態にかかわらず、理想的なエンジン回転数を維持し、
エンジンの効率の良い領域を使って走ることが可能という優れモノなのです。
この自動車部品を、主にベトナムの工場で作っている会社が
日本電産トーソクという会社。
このCVT、大変な精密部品で、髪の毛1本どころか1000分の1ミリ単位の誤差も
許されないと言われています。
これをベトナムで作れるなんて!という驚きの声があるそうですが、
ベトナム人の勤勉さ、集中力、また目の良さは日本人を凌駕するほどで、
まったく問題ないのだとか。
自動車部品は、自動車メーカーからの値引き圧力が厳しく、なかなか利益を
出すのが難しいと言われています。
営業利益が8%であれば高収益、と言われる中、11年度の3月期には
13.4%という高い営業利益を出した日本電産トーソク。
来期はさらに上を目指すということで、一般にはあまり知られていないメーカーでは
ありますが、今後も注目していきたいと思います。