勉強の時、仕事の時などに頭を使っていると、甘いものが食べたくなる時がありますよね。忙しい毎日を過ごす中で、私たちの暮らしに欠かせないのが「糖」の存在です。集中力を取り戻したいとき、お腹の調子を整えたいときなどに口にする食品や飲み物の多くに、日本の高品質な製糖技術が活かされています。今回はそんな製糖をおこなう会社について紹介します。
今回紹介するのは塩水港精糖株式会社です。塩水港精糖は、東京都中央区に本社を構え、1903年台湾で創業し、製糖会社の中で日本で3番目に古い歴史を持ちます。それ以来、日本の食卓に欠かせない砂糖の安定的な供給を支えてきました。塩水港精糖の強みの一つが、でんぷんを原料としたサイクロデキストリンに関する技術です。この技術を生かして、甘味料における「オリゴ糖」ブームの火付け役になりました。特に有名なのがパールエースの上白糖やオリゴのおかげです。どちらもスーパーで誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。オリゴのおかげは主成分の「乳糖果糖オリゴ糖」を使用し、元々自分自身のおなかの中にいるビフィズス菌など、腸内の善玉菌を増やして、おなかの調子を整えてくれます。パールエースの上白糖は株式会社パールエースという子会社が製造しています。
塩水港精糖は、公式ホームページで掲げているサステナビリティ方針の中で、「皆さまの食生活を支えること」を使命としています。その姿勢は、商品の開発や供給体制だけでなく、福祉や健康分野への貢献にも表れていることが分かりました。