現在公開中の歌舞伎を題材とした映画『国宝』ですが、3時間という長さにためらっていたのですが、ようやく先日見てきました。怒涛の場面展開で、気づけば3時間があっという間に過ぎてしまい、もう1回映画館で観たいと思うほど素晴らしい映画だなと思いました。高校の芸術鑑賞教室で能を見て以来伝統芸能にあまり関心がなかったのですが、映画を見たことをきっかけに歌舞伎を生で見たいとも思うようになりました。今回はそんな歌舞伎を専門に扱う会社について紹介します。
今回紹介するのは株式会社歌舞伎座です。会社名の通り歌舞伎座を所有運営をおこなっています。この株式会社歌舞伎座は日本3大配給会社の1つの松竹株式会社のグループ会社です。また、歌舞伎座での飲食グッズ販売に関しては別のグループ会社の歌舞伎座サービス株式会社がおこなっています。株式会社歌舞伎座の設立は1949年で、1945年の東京大空襲によって前歌舞伎座が消失したものの、戦後1949年に株式会社歌舞伎座が設立され、松竹から建物を譲り受け、復興工事をおこなって新しい歌舞伎座が造られました。そして2013年には現在の歌舞伎座タワーを併設した形になりました。
調べる中で初めて知ったのですが、歌舞伎の演目は月単位で変わり、昼と夜の2部制をとっています。昼の部夜の部ともに公演時間は約4時間で、フルで見ようとすると昼の部は昼食を、夜の部は夕食を挟むことになるそうです。フルではなく、一幕を見るための一幕見席というのも販売されており、手ごろな価格で演目の一部を見ることができます。
まずは一幕見席から始めて、最終的には一部をフルで見てみようかなと思います。皆さんもぜひ歌舞伎を見に、歌舞伎座を訪れてみてはいかがでしょうか。