この前街でトゲトゲのモヒカンヘアーの人を見かけました。なかなか見ない髪型なので目立つな…というのと同時に、刺さったら痛いのかな?など、よく分からないことをいろいろ考えてしまいました。あのセット1回でどれだけの量のワックスを使っているんでしょうか…。
今回は日本精蠟株式会社をご紹介します。日本で唯一のワックス専業メーカーで、石油系のパラフィンワックスを中心に生産しています。あまり「蠟」という漢字を書くことは少ないですが、蠟燭(ろうそく)と同じ漢字です。パラフィンワックスの代表的用途としては、ろうそくや紙製品への加工用が挙げられます。紙製品とワックス、あまり共通点がピンときませんでしたが、紙に防湿、防水、保香、光沢、滑りなどの機能を与えるために使用されるそうです。小学校の図画工作などで使う画用紙、やけにつるつるしているな~と思っていましたが、ワックスで加工していたんですね。ほかにも日本精蠟のワックスはマッチやゴム、潤滑剤などの幅広い用途に活用され、世界約30か国で高い評価を得ているそうです。
ワックスと聞くとコーティング剤やヘアワックスのイメージが先行しがちですが、考えてみるとその用途は想像以上に幅広いです。侮れませんね。