皆さんが良く使うドアは自動で閉まってくれますか?

オフィスやお店ではない限り、大体の家庭のドアは開けたら自動で閉まってくれないですよね。私はよくリビングのドアを閉め忘れて怒られたことがあります。

さて、今回紹介するのは「日東工器株式会社」です。こちらの会社は、普通のドアに取り付けるだけで自動ドアに生まれ変わるドアクローザー、水、油、ガスなどの流体配管を接続する流体継手、穴を開ける機械で強力な磁石によって本体を固定できる磁気ボール盤、綺麗な空気を供給するブロワ「メドーブロワ」の製造、販売を行っています。日東工器株式会社の始まりは、当時画期的な開発であった「エアマイクロメーター」で、こちらで使用されている技術を蓄積して、迅速流体継手「カプラ」を生み出し、冷蔵庫の普及に大きく貢献しました。その後も様々な製品で蓄積された技術を用いて、顧客、その時代にあった製品を生み出し続けてきました。「開発は企業の保険なり」の精神が創業から今までの軌跡を辿ると見えますね。ドアクローザーにもその精神が詰め込まれており、スプリングや油圧の作用でドアを自動的に閉じるため、他社と違いアームが不要なすっきりしたドアを実現できます。そのため、医療機関・オフィス・輸送機器等、世界中の様々な環境で普及されているそうです。

日東工器株式会社の「開発は企業の保険なり」の精神から生み出される省力・省人化技術は日常に溢れています。それは、冷蔵庫の主要な機能の一端のパーツであったり、自動で閉まってくれるドアの一部であったり…。身近なものの技術が実はどうなっているのか、業界は違えど、技術を突き詰め続けるエンジニアとして観察していきたいものですね。

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