みなさんは「調香師」という職業をご存じでしょうか。
調香師は、香水や日用品、食品など多くの製品使用されている調合香料(フレグランス)を作る職業です。
地球上には多種多様な香料が存在していますが、その中から製品にあった香料を改良を繰り返しながら生み出すとても重要な業務を行います。
香水や化粧品を扱う仕事はパフューマーと呼び、飲食物や歯磨き粉、酒類などをを扱う仕事はフレーバリストと呼ばれます。
香料の依頼主が求める香りのイメージやコンセプトなどを具体的にヒアリングし、条件に沿った香りを作っていくという業務はとても簡単にできるような技術ではないでしょう。
調香師になるためにも香料会社などに就職をし、調香師としても適性を認められると養成段階に入ることができ、一人前の調香師になるためには5年から10年かかるとされています。
今週はそんな香料を製造している「長谷川香料株式会社」を紹介します。
長谷川香料としては1961年に設立され、現在まで香料を作り続けています。
研究によって作成された香りが製造において匂いが変わってしまうことは許されないことであり、常に同じ匂いを再現し続けるというものも相当な管理や技術の結晶と言えるでしょう。
日本国内はもちろんですが海外にも拠点を広げており、環境が全く違う海外での香りの価値観を得られることは様々な香料を作成することにおいて重要なネットワークとなっており、世の中のニーズを把握するためには重要な情報になっていると思われます。
匂いというものは食べ物においては美味しさ、環境によっては快適さ、香水や化粧品においてはその人の魅力にも直接関わるものとなっており、私たちの生活においてもはや無くてはならない要素の一つとなっているでしょう。
ですから長谷川香料はこれからも私たちの生活の中で香りという要素からモノづくりを支え、得られる豊かな社会づくりに貢献していくでしょう。