皆さんは機械いじりは好きですか。私は別に工学系の人間ではないのですが、昔から様々なものを分解したいという欲求とともに生きてきました。簡単なものだとシャープペンシルから複雑なものでテレビやパソコンなど、別に壊れたから修理したいだとか整備したいだとかそういったモチベーションではなく純粋に蓋の中がどうなってるか気になるという好奇心から分解を続けてきました。(そして大抵もとに戻せなくなる)当然機械をばらすときには工具が必要です。リモコンの電池を交換するくらいならプラスドライバーが1本あれば事足りますが、より複雑なものを分解したい時は、六角やトルクスドライバーなどより様々な種類の道具が必要になってきます。したがって機械いじりが好きな人の家には機械より多くの工具が転がっているわけです、多分。

さて今回紹介するのはTONE株式会社です。こちらの会社は主に機械や自動車向けの作業道具や建築・土木用動力後部の開発・製造・販売を行っているメーカーです。偏に作業道具といっても様々なものがありますが、例をあげるなら車のホイールを固定するためのボルトを締めるレンチだったりエンジンを組む際のドライバーなどが挙げられます。レンチやドライバーなんて大抵のご家庭に転がってるよって思いますよね。しかしTONE株式会社が生産しているものはこれらとは一味違います。

例えば自転車等ならともかく、自家用車を自分自身の手で整備する人ってなかなかいないですよね。(一応最低限の点検はできなくてはならないのですが)おそらく多くの人が車検や定期点検の際に自動車ディーラーや整備工場に持っていてプロの整備士の方にお願いすることになると思うのですが、TONE株式会社の工具はそういったプロフェッショナルが使うことを前提に設計されております。(もちろん一般の方も使うことはできます!)そのこと如実に表しているのがTONE株式会社の工具が自動車レースの世界で頻繁に用いられているという事実です。一分一秒を争う過酷なレースの世界で、きちんとボルトが締められなかったりあるいは工具が壊れてしまったりなどといったことは当然避けなければなりません。TONE株式会社の工具はそうしたタフな環境にも耐えることができるという信頼を現場のプロフェッショナルから勝ち取っているわけなのです。

表舞台には出てこないけど、壊れたり使えなくなったりしたら非常に困るという点において工具とインフラは大きな共通点を持っていると思います。そしてそれを使う人からの信頼によってブランドが成り立っているということもまた同様です。工具とサーバではレイヤがあまりに違いすぎるかもしれませんが、きっと同じ哲学が根底に流れているのではないでしょうか。

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