沖縄の電気

| 小ネタ! |

今回紹介する企業は沖縄電力株式会社です。

沖縄県は日本の本土から離れたところに位置し、離島も多い県です。そのため、沖縄県全体でのインフラ設備を整備することは非常に大変でコストのかかることだと思います。しかし、生活インフラである電気を止めることは許されません。そんな大変な業務をして頂いている企業が沖縄電力株式会社です。

沖縄での電力供給は土地柄で非常に多くの問題があります。

まず、電力源として水力・原子力での発電が難しく、電力のほとんどが火力発電に頼るしかありません。しかし、カーボンニュートラルの時代が進んでいることから、沖縄電力株式会社ではできることを探し、石炭や石油に比べてCO2排出量が少ないLNG(液化天然ガス)の使用を進めているそうです。

次に沖縄は台風常襲地域です。生活インフラである電気は1秒でも早い復旧が求められてます。そのために、日々の点検を行い、万が一、台風による被害を受けたとしても各支店からのコンピュータでの遠隔操作による配電自動化システムによって早期の復旧ができるような設備を整えられているそうです。ほかにも、電気の通り道を冗長化したり大規模なトンネルを作ったりと沖縄の電気を止めないために多大なコストをかけて整備してくれています。

世界情勢が不安定なこともあり、電気代が上がり生活が困窮すると騒がれている現在の世の中ですが電気がなかったら元も子もないですからね。まずは、当たり前となっている電気を供給してくれていることに感謝しなければならないかもしれません。

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