10年ほど前は車で曲を流す際にはCDから取り込んで流していましたが、最近ではスマートフォンと通信することで、曲や道案内を出すことができる車が増えてきましたね。
今回はその通信モジュールの40%ほどのシェアを占めるアルプスアルパイン株式会社を紹介いたします。アルプスアルパインは2019年に電子部品のアルプス電気と車載情報機器のアルパインが経営統合し始動した会社です。
タクトスイッチをはじめとした電子機器のコア技術だけでなく、ソフトウェア技術も有しており、車載システムを収益の基盤としています。それだけでなく医療機器に使用されるスイッチやレンズ、コントローラ用のジョイスティックなど、色々な業界に関わっています。
「コンポーネント事業」、「センサ・コミュニケーション事業」、「モジュール・システム事業」と3つの事業を展開しており、それぞれスマートフォンの搭載カメラ、物流監視システム、非接触操作デバイスなどの製品があります。このように既存の関わる市場での収益基盤の上に、産業機械やIotをはじめとした新たな領域へのチャレンジを行うことで可能性を広げていっています。
身近にある製品が多く、生活を豊かにしてもらっていると感じます。今後の展開にも注目していきたいです。