中身に注目してみよう

| 小ネタ! |

こんにちは。

私は現在、サーバについて必死で勉強中です。
株式会社ディレクターズに入社しておきながら?というご指摘に対しては、「申し訳ございません」としか返す言葉がありません。
ゆくゆくは、そんな時代もあったと懐かしく思えるくらい、未来の糧になるくらいにしておきたいです。

ある日、勉強していて、ふと気づいたことがあります。
それは「目に見えているものだけではない」ということです。
当たり前だろ、と思われるかもしれないですが、意識しないと中身は見れないものです。

例えば、自動車ってなぜ安全で快適に動くことができるのか考えたことはありますか。
「動く」ことに焦点を当てることはあっても、「安全・快適」はなかなかないのではないでしょうか。
ポイントは回転です。
それを担っているのが「ベアリング」です。
ねじ・歯車と並び、三大機械要素と呼ばれるほど機械に欠かせない部品ですが、今回は自動車に使われているものをご紹介します。

自動車1台に約100個、高級自動車だと約150個使われているというベアリング。
大きな役割として2つあります。
1つめは、摩擦を少なくし、回転を滑らかにすること。
回転する軸と回転を支える部分の摩擦を減らすことで、エネルギー消費量を少なくできます。
2つめは、回転を支える部分を守り、回転する軸を正しい位置に保つこと。
回転を支える部分にかかる力を減らし、部品の故障を防ぎます。

この役割によって、私たちは長時間にわたって、安全で快適に繰り返し自動車を使用できます。

日本で最初にベアリングを世に送り出し、国内シェア第一位、世界シェア第三位の地位を誇る日本精工株式会社は、EV車の台頭で求められる技術が変わってくるといいます。
その流れに沿ってガソリン用と電気用の2種類のベアリングを作る、EV車はエンジンの音がなくなるためベアリングの音を制御することで対応するそうです。

見た目が変わると、安全・快適の違いが変わってきます。
部品は見た目以上に精巧で緻密でなければ動かせず、それを作り続けるには膨大な時間と独自の技術が必要です。

1つの製品にはたくさんのアイデアが詰まっていることを頭に入れて、中身に着目すると新しい視点が生まれるかもしれないですね。

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