こんにちは。
皆さんは、毎年年賀状を出されていますか?私は、高校生になるまでは毎年欠かさず出していましたが、最近では携帯電話を手にしてからは、メールやチャットツールで新年の挨拶を済ませるようになりました。その理由として、高校に入り、友人の住んでいるエリアが広域になり、住所を知らない人も多くなったことで、年賀状を出さないことがお互いの暗黙の了解になっていたことが挙げられます。年賀状は送る人の個性が出るため、私にとってはお正月の楽しみの一つとだったのですが、いつの間にか出さないことが当たり前になり、年賀状つくる手間がない楽さの虜にすらなりつつあります。しかし不思議なことに、同じプリントをした年賀状を多数に送ることと、メールやチャットを一斉送信することは、行為の内容的にあまり差異はないはずなのですが、なぜか年賀状をいただいた方がうれしさは大きい気がします。手元に形のあるものとして来るためでしょうか?日常的にはがきを使う機会が少ないがゆえに、貴重度が高いためでしょうか?
年賀状といえば、やはり日本郵政株式会社を連想する方が多いことと思います。毎年年末に年賀状のCMを見ると、今年もあっという間にこの時期がきたなと感じます。日本郵政株式会社の元祖である”郵便”が創設されたのが、1871年でした。西暦で見ても長い歴史を感じますが、和暦表記で明治4年と表すと、令和元年の現在から多くの年数を遡らなければ到達できない頃の話であることを実感します。郵便というと日本では赤いポストが定番ですが、そのポストができたのは、1901年のことであったようです。その後も郵便の分野でサービスの幅を広げ、公的機関から株式会社として、業態も大きく変化しました。グループとしては、日本郵政株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3つで構成されており、どれも一部上場企業となっています。
はがきや手紙に関しては、昔と比較して送る機会がかなり減っているように思います。しかし、作品や中古品を一般の人同士でやり取りするサービスの増加により、ものを送ること自体は安定して行われているように感じます。そのうち、一度需要が減った郵便物に関しても、時代の変化とともに、また需要が伸びるようなこともあり得るため、今後の郵便の歴史がどう移り変わっていくのか楽しみです。