皆様はFSC認証紙という言葉を聞いたことがありますか。本日はダンボールなどの包装紙にFSC認証紙に切り替えを試みる、株式会社キリンホールディングスについて紹介させていただきます。
一般の再生紙はゴミの削減、資源の有効活用という点で評価されてきた再生紙ですが、リサイクルの繰り返しによる品質の劣化や製造過程で発生するCO2の排出量が問題視されるようになってきました。こうした「紙のリサイクル」における限界を解決する策のひとつとして注目されているのが、FSC認証紙(森林認証紙)です。つまりFSC認証紙のおかげで、紙のリサイクルできる回数が増え、新しい紙の利用を最小限にできるということです。それが、森林伐採を抑え、地球の環境に良い効果を大きくもたらします。同社では、紙パックなどの全量を2020年末までに同認証紙へ切り替える目標を掲げているが、早ければ計画を2年前倒しとなる18年末にも達成することが、24日までに分かりました。遅くても2019年中には達成する見込みであるそうです。ダンボールや包装紙は今の技術を持っても、紙を原料に使わなければいけません。今後、地球環境の為にFSC認証紙は大きな注目を浴びるかもしれません。