日本の天然資源

| 小ネタ! |

こんにちは。
建物の建材であるコンクリートなどは、石灰石を原料としたセメントに、砂や砂利を加えたものでできています。そして、その石灰石は、天然資源の少ない日本において、自給率が100%という数少ない天然資源であることはご存知でしょうか。
今回は、そんな石灰石の産出量が国内トップクラスである日鉄鉱業株式会社を取り上げたいと思います。
昭和14年に日本製鐵の鉱山部門が独立した日鉄鉱業は、現在、国内最大の規模である高知県の鳥形山鉱業所をはじめ、全国各地に石灰石鉱山を保有しています。そして、そこでは年間約2000万トンの石灰石が生産され、国内・海外の鋼鉄メーカー・セメントメーカーへと販売・輸出されていきます。また、鉱物資源を活かした難燃性の無機質紙などの開発が行われています。
また、日鉄鉱業は、かつて日本で金属鉱山の開発・創業をしていました。現在、日本ではほぼとんどの金属鉱山が閉山しているため、同社は海外の銅鉱山の開発、そして銅の精錬をしています。
石灰石はセメントだけでなく、ガラスや肥料の原料になったり、鉄鋼の精錬に使われたり、食用や飼料として加工されたりと、意外と身近なものに使われています。たまには身近なものが何でできているか、それはどこで作られているのか・採集されているのかに目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。

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