こんにちは。
今日から11月ですね。生憎の雨で寒さも増してきたので、今回は少し暖かめの話題を取り上げたいと思います。
それは、小林製薬と桐灰化学のカイロ事業です。
私は小林製薬と言えば、真っ先に糸ようじやアンメルツ、熱さまシートなどがパッと頭に思い浮かぶのですが、改めて商品のラインアップを見てみると使ってはいたけど小林製薬が作っていたとは気づかなかったというような商品が結構あり驚いています。その数ある商品の中でもカイロ事業は小林製薬グループの中核を担うカテゴリーにまで成長しており、今や市場は世界十数か国に広がっているそうです。
販促を展開している国を挙げてみると、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、オランダ、UAE、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイということですが、これをみて驚いたのは比較的温暖な気候の国の人々にカイロが受け入れられているという点でした。台湾やタイは一年を通して比較的温暖だというのに誰がカイロを使うのだろうかと不思議に思ったのです。
しかし、説明によると台湾やタイといった国の高い気温になれた人にとっては、いつもより気温が少し低くなっただけでも体感気温は「寒さに耐性のある人に比べ)相対的に低いものとなるのだそうです。それに加えて暖房器具があまりないため、一時的な避寒の助けとしてカイロがとてもよく売れるのだそうです。特に台湾では、『小白兎』(シャオバイトウ)という商品名で人々に親しまれており、現在台湾で一番人気のあるカイロにまでなっているのだといいます。また、近年は暖房用品としてだけではなく「健康用品としてのカイロ」という認識が広まりつつあり、「コリの他にも、生理痛や冷え、血行障害、ドライアイなど身体の様々な悩みに対応する温熱治療の可能性(http://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2016/161027_02/index.htmlより引用)」が期待されているようです。
日本国内でカイロのシェアトップを誇る桐灰化学の『技術力』と小林製薬の『販売力』により、日本のヘルスケアカイロが世界中でブームとなることを期待してやみません。
それでは。