こんにちは。
少しずつ暖かさが増してきて、春を感じますね。
春といえば行楽シーズンですが、皆さんはどこかに
お出かけするご予定はありますか?
お出かけといえば旅行会社をご利用になる方も多く
いらっしゃるかと思います。本日ご紹介する
藤田観光株式会社もそんな旅行会社の一つです。
◉藤田観光という会社
藤田観光は東京都文京区に本社を置く、設立61年目の
老舗企業です。資本金は120億円を超え、従業員数は1200名を
超えています。主な事業はワシントンホテル・ホテルグレイスリーの
WHGと呼ばれる事業、また箱根ユネッサンなどのリゾート事業をも
運営しています。藤田観光は、創業してからしばらくは、
鉱山・土木・紡績・化学といった成長期の産業を手がけ、
藤田組として財閥と方を並べるほどの規模に成長していったそうです。
その後観光事業や鉄道業に注力していき、現在の姿に
成長していきます。大資本を用いてインフラかのように
施設を建てて行くエピソードには圧倒されるものがあります。
◉ワシントンホテル
ワシントンホテルを建てた時期は、まだ日本にビジネスホテル
というものがほとんど存在していなかったそうです。
そんな中、サラリーマンの出張費用で泊まれて、出来れば
一杯飲んで、お土産も買って帰るだけの予算を残す。
これをコンセプトに作られたのがワシントンホテルです。
そして、西新宿にあるワシントンホテルは、自動受付システムを
導入しており、チェックインもチェックアウトもカード一枚で
行える、その時代では画期的なものであったそうです。
西新宿に25階建ての大きなホテルがあることは知っていましたが、
イメージとは違い、安価で満足のいく宿泊がコンセプトでした。
大資本を有しながらも、日本のサラリーマンの満足度を高めて
いく姿勢が、ワシントンホテルの発展に大きく貢献したように思えます。
ユニットバスなどの現在ではよく見られる施設も藤田観光が最初に
考案したものだそうです。これからも世界に向けて新しいホテルの価値を
生み出し、発信していってほしいと思います。