こんにちは。
皆さんは釣りをしたことがありますか?
筆者は子供の頃、たまに海釣りに出かけていました。
見えない獲物を狙う感覚はなんとも形容しがたい楽しみが
ありますよね。しかし、本日ご紹介する古野電気株式会社は、
その獲物を「見える化」する製品を製造しています。
いったいどんな企業なのでしょうか。
◉古野電気という会社
古野電気は、兵庫県西宮市に本社を置く、設立65年目の
老舗企業です。また、設立前の1948年にはあるものを世界で
初めて実用化しています。なんだと思いますか?
答えは、魚群探知機です。これこそが冒頭で述べた獲物の
見える化を可能にする製品なのです。
古野電気の探知機の性能は世界でも高く評価され、
1972年には全米の電子機器協会より最優秀魚群探知機として
表彰を受けています。水産系の機器に特化している企業・・・と
思いきや、猟犬用のGPSマーカー、車載用ETCシステムの開発など、
位置情報を活かしたプロダクトを幅広く展開しているようです。
◉そこも自動化
現在は発売されていませんが、古野電気は過去に
カツオを自動で釣り上げるロボットを開発していた事が
あります。重さ10Kg以上あるカツオを自動で釣り上げてくれるのは
漁師の方々にとっては大変助かりますよね。
魚群探知機で探知し、ロボットが釣れば漁の負担は
半分以下になり、漁師の人口減少に歯止めをかけられるかもしれません。
古野電気は、ただの電子機器メーカーではなく、自動釣機や
世界最高レベルの探知機を製造している日本トップクラスの
技術力を誇る会社でした。ロボット市場がまたにぎわってきているので、
是非とも尖った製品で参入してきてほしいと思います。