こんにちは。
今日のニュースで、AppleWatchを分解してみた、という
記事が取り上げられていました。
AppleWatchにはこだわりのある部品がおおく使われているようで、
中には航空素材なども使用されているそうです。
さて、そんな航空素材を製造している会社を今日は1社紹介
したいと思います。
本日ご紹介するのはシキボウ株式会社です。
◉シキボウという会社
シキボウは大阪市中央区に本社を置く創立123年目の超老舗企業です。
事業内容は糸を中心に、工業用の糊や食品添加物、不動産開発にまで及んでおり、
さすが創業100年を超える大企業だ、といった印象を受けます。
ちなみにこのシキボウは多くのグループ会社を抱えていますが、今から
43年前にインドネシアに子会社を設立しています。グローバル化という言葉すら
生まれていないような頃から海外に子会社を設立していたのですね。
◉質の高い製品
シキボウはガラス繊維などにプラスチックを浸透させたFRPという素材、
また天然の原料に化学反応を加えた食品添加物を製造しています。食品添加物は
具体的にはドレッシングやアイスクリームに粘りを加える増粘安定剤というものを
製造しています。皆さんもそれらの食品を買った際にパッケージにこの安定剤が
記載されているのをみたことがあるかもしれませんね。
創業時から培った綿を織る技術はシャツなどはもちろんのことながら
最近や花粉をガードするマスクなどにも活かされています。こうした質の高い素材を
あらゆる分野の事業に提供することで、シキボウはなくてはならない存在に
なっていったのだと思います。
経営の歴史が100年を超えるシキボウ。普段着る衣服から、家の上を通る
電線の絶縁体、さらに上に飛ぶ飛行機のパーツと、包括的に私たちの生活を
支えてくれています。皆さんもシキボウという会社名が普段使うものに書いてあるか
見てみてください。
余談ですがシキボウには自炊手当という制度があるそうです。料理が好きな人には
一石二鳥となる制度なので、料理をよくする筆者は少し羨ましく思ったのでした。