こんにちは。
最近ニュースで新型のウィルスの問題が報道されていますね。
どんな病気に対しても薬はつきものですが、薬は私たちの
手元に届くまでに何度も臨床試験を繰り返しています。
本日ご紹介する株式会社イナリサーチはそんな臨床試験の
受託業界に属しています。そのような業界があることも知り
ませんでしたが、一体どのような会社なのでしょうか。
◉イナリサーチという会社
イナリサーチは長野県に本社を置く設立37年目の企業です。
関連会社をフィリピンに持っており、「人類の永遠の平和共存を願い、
生命科学の探求を通じて明日の医療を実現すると共に、
地球環境の維持向上に貢献する」が経営理念です。
また実験に欠かせない動物の管理の審査委員会を設置し、
なるべく動物を使わない研究も進めています。
どうしても実験というと動物に対する心配の念が
出てきてしまいますが、こうした取組みを大企業が
進めていくことは大きな意味があると思います。
◉多くの検査
治験といえば一定期間薬を投与されたりして、
数週間経ったのちに終了というイメージしか
持ち合わせていませんでしたが、そもそも治験を
実施する前に遺伝毒性試験や安全性薬理試験を含む
一連の試験をイナリサーチではフロントエンドで半年以内に
完了することが可能だそうです。これがどれほどスピーディなのかは
わかりませんが、治験に至るまでに数多くの工程を経ている
ことがわかりますね。当然ここではねられる薬もたくさん
あるでしょうし、薬が私たちの手に渡るということは
実は大変すごいことなのだと思います。
薬はできれば使う機会を少なくしていたいですが、
もしも使う時になって、古い薬しかなくては困りますね。
そんな事態を防ぐために長い試験を企業単位で行い、
薬を増やしていく。薬一粒にもたくさんの苦労が詰まっているのでした。