日経新聞の影響力について

| 経営 |

こんにちは

社会人になって数ヶ月日経新聞を読むようになりましたが、
今朝ようやく日経新聞の株価への影響力って凄いものだなと感じることがありました。

2013年に東証マザーズに上場した創薬バイオベンチャーのペプチドドリームという企業があります。この会社特殊ペプチド医薬に特化した事業展開を行っているそうなんですが、この会社のすごい所が特許戦略でした。

新薬開発とは、膨大な候補物質の中から1つの有効物質を地道に探す気の遠くなるような作業になりますが、このペプチドドリームは独自に低コストで膨大な種類の医療品候補物質を作り、その中から有力候補を素早く抽出するちうシステムを開発しました。さらにその一連の仕組みを隙間無く特許を取り、他社では真似できないようにしました。
そして世界からこの優れたシステムを評価されて、世界中の製薬会社からすでに契約を結び、技術料金などを頂いて、創業8年目にして経常利益7億が見込まれています。

そんな特許戦略の強いペプチドドリームなんですが、今朝9時に株式市場が始まってから10時半までペプチドドリームの株価がずっと上昇していました。

その理由は昨日の24時ごろ日経新聞で「インスリンを飲み薬に」という記事が公開されインスリンの飲み薬の開発の際に「細胞膜透過ペプチド」を利用するという内容が含まれていたためです。

実はこの記事神戸学院大学の武田真莉子教授らが開発したというだけで、ペプチドドリームと直接関連していないのですが、日経新聞で「ペプチドを利用する」紹介されたために今朝株価上昇していたようです。

日経の情報をもとに株の売買がされているんだなーと改めて影響力を感じました。

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