こんにちは。
アメリカの大学病院で、Google Glass による手術の生中継が行われ、話題になっています。
担当の医師が Google Glass を装着したまま行った手術をPCに配信し、それを学生が視聴したのだそうです。
この医師が数少ない Google Glass の試験ユーザだったことで実現したそうですが、
執刀医の視点で手術を中継とは・・・驚きです。
さて、先ほどから当たり前のように Google Glass を連呼していますが、みなさんご存知でしょうか。
Googleが開発したヘッドマウントディスプレイ(HMD)で、現在1000人の試験ユーザが使用しています。
ヘッドマウントディスプレイと言っても、画面があるだけでなく、
先ほどの例のように動画を撮り、それをネットで配信するといったことも可能な、
SFの世界のようなデバイスです。
ヘッドマウントディスプレイと聞くと、未来の道具のようなイメージが先行してしまいますが、
実はなかなかに古い歴史を持っています。
最初に開発されたのは1968年。
計算機科学者であるアイバン・サザランド氏によって開発されました。
その後、各メーカーが開発・販売をはじめたのは1990年代。
ソニー、ニコン、セイコーエプソン、キヤノンなどが開発しています。
また、ゲーム機にも利用されたことがあります。
任天堂のバーチャルボーイです。なるほど、あれも確かにヘッドマウントディスプレイです。
私も当時は、ゲームの内容よりも、SFの世界のようなハードの方に夢中だった記憶があります。
世間的には、あまりふるわなかった製品だそうですが・・・
ただ、昔からあると言っても、どんどんと小型化・軽量化・高性能化しています。
その最たるものが、Google Glass と言えそうです。
カメラ搭載のため、肖像権の問題なども持ち上がっているようですが、
今後の活躍が楽しみなデバイスと言えそうです。
今日はこのへんで。
ではでは。