こんにちは、aicoです。

東京の桜はもう散り始めてますね。
土日が最後のチャンスかなといったかんじですが、残念ながら予報は雨ですねー。。

海外での桜の名所といえば
アメリカ・ニューヨークのワシントンD.C.のポトマック湖畔の3000本の桜が有名ですが、
もとは明治時代に日本から贈られたものです。

1909年、タフト大統領夫人に友人の女性作家エリザ・シドモアが日本の桜の植樹を進めます。
エリザ・シドモアは日本で領事をしていた兄の元を何度も訪れ、ワシントン当局に20年にわたり
日本の桜をポトマック河畔に植えるように働き掛けていました。
その話を聞き、桜の植樹に尽力を尽くしたのが科学者の高峰譲吉博士でした。

高峰博士が桜の寄贈を申し出た事で桜植樹の話が進み、
せっかくの機会と日本の首都の東京市長によって桜を贈る事が決まります。
まず2000本の桜が日本から贈られますが、残念な事に害虫が大量に着いていたため焼却処分されています。
しかし高峰博士の支援により害虫が寄生する心配の少ない苗木を育て再度桜を贈る事を決定。
寄贈本数も6000本に増え、1912年、無事に届けられました。

高峰博士はタカジアスターゼの発明やアドレナリンの発見をした人物です。
タカジアスターゼは胃腸薬、消化剤として世界中で販売されています。
高峰博士が日本でのタカジアスターゼ販売のために創設したのが現在の第一三共株式会社

さらに、世界最古のプラスチック「ベークライト」を開発したベークランド博士と友人であった
高峰博士の斡旋で三共で日本で最初に工業化、その後、ベークライト部門が独立し、
現在の住友ベークライト株式会社となっています。

また、日本の肥料工業の先駆けとなる人造肥料生産を手掛け東京人造肥料株式会社」を設立。
この会社はのちに日産化学工業株式会社となります。

ニューヨークでも現在、4月11日まで桜祭りが開催されているみたいですね。
東京でもお花見の最後のチャンス。
晴れとまでは言わないから…雨、降らないでほしいなぁ〜!

では、よい週末を♪

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