こんにちは、aicoです。
先日、スカイツリーの近くのすみだ水族館にいきました。
きれいな魚たちを見てすごく楽しかったのですが、
疑問に思ったことがひとつ。
すみだ水族館は海からすごく離れているけど海水はどこから運ばれてくるんだろう?
実はすみだ水族館の水槽の水はすべて、海の水ではなくて人工の海水なのだそう。
すみだ水族館の人工海水製造システムを作ったのは株式会社大成建設。
人工海水製造システムは簡単にいうと、
水に塩と栄養分のミネラルを混ぜて人工海水をつくる装置、
水槽の魚のふんや餌の食べ残しを泡にくっつけて取り除く装置、
取ったゴミを砂と微生物によって硝酸に変える装置、
硝酸を魚に無害なガスに変える装置から出来ているそう。
でも人工の海水で暮らすなんてちょっと魚たちがかわいそう?
…な〜んて考えてしまいますが、
魚たちは神経質で、地域によっても水質状況が違うため
海水ならなんでもOK!というわけではないのだそう。
そのため、理想的な成分の海水で作れる人工海水は、
水質に敏感な魚たちにとっては自然の海水より安全なんだそうですよ。
この装置はすみだ水族館の他にも、京都水族館でも使われています。
全ての水槽で人工海水を使っているのは現在はこの2館だけ。
しかし、海水を海からタンクローリーで運ぶ手間や費用もかからず、
海の近くではない人が集まる都心でも水族館を作れるため、
これからもっと人工海水を使った水族館が増えるかもしれませんね。
では、また明日♪