» 2022 » 11月のブログ記事

生体認証って、子供のころはスパイ映画の中でしか見られないフィクションの話だと思っていました。気づけばスマホにも生体認証が使われるようになり、私たちの生活に欠かせない技術になっています。

しかしこの生体認証、時代についていけない気質の私からするとたまに不安になることがあります。弟がスマホの顔認証を簡単に突破してくるのです。やっぱり兄弟なんだなぁとほっこりしている場合ではありません。

その一方で、そんな正確さに対する懸念を突破して金銭のやり取りや個人情報の取り扱いが行われるようになっているのも事実。日本電気株式会社(NEC)は精度の高い生体認証で世界をリードしている企業の一つです。米国国立標準技術研究所(NIST)が実施している顔認証技術のベンチマークテストでは、何度も世界1位を獲得しています。

なんとNECの生体認証技術はベトナムの国民IDシステムでも導入されているそうです。国民のセーフティネットとなり得、不正やミスが許されない行政サービスで採用されていることからも、NECの生体認証の信頼性の高さが伺えます。

私達がパスワードを忘れて右往左往することのない世界はもうすぐそこまで来ているのかもしれませんね。

遊びじゃないVR

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約一年前、FacebookがMetaに社名を変更し、メタバース事業に向けて大きな投資を始めました。メタバースとはインターネット上に構築された3次元の仮想世界のこと。私たちはアバターと呼ばれる自分の分身を介して仮想世界を楽しむことができます。Facebookが事業の舵を切って以来、メタバースについてのニュースを見かけることが増えました。

メタバース自体はスマートフォンやPCなど、様々な機器を通じてアクセスできるものです。しかしメタバースと聞くと、やはりVR(仮想現実)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。今回ご紹介する企業は、そんなVRを事業の一つとする株式会社理経です。

メタバースやVRというと、ゲームやチャットなど娯楽用途で使われるイメージがあるかもしれませんが、理経はソリューションとしてVR向けのCG制作を行っています。
例えば臨場感のある災害時シミュレーションVRは、体験者の防災意識の向上に役に立ち、様々な企業や自治体、官公庁に導入されています。
またリアリティのある仮想空間は、自動運転などのAIの学習のためにも使われるんだそうです。

現実世界ではそう簡単には出来ないことをVR空間に再現し、その結果を現実へと持ち帰る。メタバースをそれ単独で独立した世界ではなく、現実世界との関係性の中で存在する世界なのだと意識すると、少し違った見え方ができるかもしれませんね。

宅配便の進化

| 小ネタ! |

皆さんはインターネットでショッピングすることはありますか。

ショッピングサイトやオークション、フリマアプリなど様々な媒体で気軽にショッピングができますが、最近はネットショップを簡単に作成できるサービスの登場で、個人によるネットショップの出店も可能となり、個人間で物のやりとりを手軽にできるようになりました。

今回はネットショッピングの関連して、宅配便サービスで国内トップシェアを誇るヤマトホールディングス株式会社についてご紹介いたします。こちらの会社は宅配便など輸送サービスに関する事業を行っています。

2022年9月から、クロネコメンバーズ向けにスマホ決済サービス「にゃんPay」を開始し、気軽に宅急便の料金を支払えるようになりました。

また、最近街中のいろんな場所で見かける宅配便ロッカーPUDOステーションは、ヤマト運輸とフランスのネオポスト社との合弁会社Packcity Japanがサービスを提供しています。

10年前、自宅以外で荷物の受け取りをしようとすると、営業所に行っていましたが、今ではPUDOステーションなど身近なところで受け取れるようになりました。今でも十分、便利な宅配便サービスですが、今後は果たしてどのような進化していくのでしょうか。

昨今では将来の食糧不足が叫ばれています。食糧生産手段の一つである水産養殖は、これに対抗することができる事業であり、市場規模も世界的に拡大傾向にあるようです。規模の拡大は需要増の証拠でもあるので、直接食糧不足改善に作用していきそうで期待ができますね。

日本の水産関連の企業ではマルハニチロ日本水産の2社が突出した売上高を誇っており、両社ともにクロマグロ完全養殖、ホンマグロ完全養殖など素晴らしい実績があります。

また両社とも、水産・食品を主軸に事業展開をしておりますがグローバル展開の速度に若干の差があるようです。今回は特に海外進出に力を入れている日本水産株式会社の方を紹介いたします。

日本水産はニッスイの名称でよく知らている会社です。ブランドスローガンの「まだ見ぬ、食の力を。」は皆さんもご存じなのではないでしょうか。

事業は水産・食品・ファインケミカル・物流・海洋関連エンジニアリングなどを行っています。

ファインケミカル事業では医薬品向け原料の供給を行っていることで高い収益性を実現することにも成功しています。化学分野にも精通しているのは意外な点ですね。

とはいえ、前述したように事業の主軸は水産・食品事業です。近年では北米やヨーロッパでの売り上げを伸ばしており、売上高合計の3割を上回る勢いがあります。

2030年度までの長期ビジョンとして北米やヨーロッパのシェアを拡大してく予定もあるため、よりグローバル化を加速していく企業になると思われます。

世界中で増加する食料需要を、現地展開する企業が製造調達で供給していく。海外展開が進めば今より強固な経営基盤が実現できることでしょう。世界中の人の食を支える企業として応援していきたいです。

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