変化の激しいアジアの縫製工場

| 経営 |

こんにちは

本日はアジアに工場をおくアパレル関連の記事です。

服

今コストに敏感な縫製産業が東南アジアでの最適な立地をめぐり、
世界が大きく動いています。
今特に人気がある国がベトナム

TPPを見越して、伊藤忠商事はベトナムに相次ぎ工場を建てているそうです。
伊藤忠商事は「アルマーニ」や「ブルガリ」といった欧州高級ブランドを
日本に持ってきた会社です。

人件費の安い東南アジアで、縫製工場をつくり世界へ売り出す。
まさにファストファッションのユニクロやZARAのビジネスモデルでありますが
実は近年東南アジアで工場を作る立地は次の要因から複雑になっております。

要因は
人件費、賃金の動向、人口、電気供給、物流インフラ、関税など

現在伊藤忠商事が工場を建てているベトナムは他の国と比較しても人件費が高いものの、高速道路や港湾などの整備がされていたり、TPP交渉に参加し将来的にアメリカへの関税がなくなる可能性が高いなど、良い条件が揃っており
衣類の輸出額は年々上昇しているそうです。

しかし、人件費の安いことでできるこのビジネスは、
ビジネスが大きくなることで工場の利益があがり、
その国の経済が上昇して、物価が上昇し、
人件費のコストがあがることにも繋がります。

そのような背景から、今優良な立地であっても今後5年後にどうなるか予測が難しいそうです。

今のファストファッションもこのままずっと続くわけでないのではないかと思いました。

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