近年は夏が異常に暑かったり、やっと秋になったと思ったらすぐ寒くなって、「日本の四季」というものが崩れているなと感じます。そんな不安定な気候の現在ですが、毎日気になるのが天気です。天気予報を見ていればある程度予測して動くことができ、突然雨にも傘で対応をすることができます。今日はそんな天気をビジネスとして扱う会社について紹介します。

今回紹介するのは株式会社ウェザーニューズです。皆さんもよく知っている通り、気象情報を提供するサービスをおこなっています。設立の背景としては気象予測で海難事故を防ぎたいという設立者の思いがあります。1970年(昭和45年)1月に小名浜港を襲った爆弾低気圧により貨物船が沈没し15人が犠牲となる海難事故があり、当時の気象技術ではこの爆弾低気圧の予測が難しかったため、設立者の石橋博良は役立つ気象情報を提供する会社の設立を決めました。設立当初は船舶向けの安全なルートを提供するサービスから始まりましたが、徐々に放送局向けのサービスを開始したり、海外に法人を立てることで事業を拡大しました。現在では、テレビ局から一般向けまで幅広い人に精度の高い気象情報を提供しています。

燕が低く飛んだら雨が降るなどの、経験によって天気を予測する時代もありましたが、現在は異常気象によって経験はあてにならないような気性が続いています。だからこそ気象予報は、私たちの行動をより安全なものにしてくれる道しるべのようなものだなと感じました。

アーカイブ

Kmonos(クモノス)ブログについて

2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031