こんにちは。hikaru です。

昨日の夜は金星食 (月が金星を隠す) だったんですが、見た方いますか?
時間が 2:00 – 4:00 の時間帯だったので、僕はおとなしく寝ていましたが、
最近はネットで写真がたくさんみれるのでいいですね。

さて今日は、”宇宙に関わる企業シリーズ” をやります。
金星を、明けの明星・宵の明星なんて言いますが、
今日取り上げる企業は明星電気株式会社です。
(読みは、めいせい、ですが。)

明星電気は、1938 年創業の観測・計測機器メーカーの老舗です。
計測技術とデータ解析を組み合わせたシステムを事業としており、
アメダス、地震計、震度情報ネットワークなどを作っています。

創業当時からラジオゾンデを作っており、
現在ラジオゾンデを作っているのは明星電気のみだそうです。

ラジオゾンデとは、気球みたいな観測装置で、高度 30km にて
気温・湿度・気圧を測定します。
-100℃にもなるような環境で動作する計測機器を作る技術が
宇宙産業にも生かされているのでしょうか。

宇宙分野は、明星電気の売上の約 20% を占めています。

日本初の人工衛星に、同社のアンテナ方向性結合器という、
受信電波が送信電波の影響を受けないようにするパーツが使われました。
その後、ほとんどすべての衛星に同社の観測機器が搭載されています。

はやぶさには、蛍光 X 線スペクトロメータという、
小惑星の組成を調べる観測機器が使われ、成果をあげました。

最近は超小型衛星分野にも乗り出し、同社の小型衛星「WE WISH」
が今年の 9 月に国際宇宙ステーションから放出される予定です。

地上・宇宙での観測データを組み合わせることで、
より信頼性のある解析ができそうですね。

それでは今日はこのへんで。

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