こんにちは。今週もはじまりましたねー。
さて今日はちょっと変わった名前の会社をご紹介します。
株式会社構造計画研究所、です。変わっているというほどではないかな。
でもちょっと目を引きますよね。
その名の通り、設計事務所からスタートした会社なのですが、現在では
情報通信業に分類されており(kmonosではその他各種システム開発業界ですね)
構造設計業務が売り上げに占める割合は5%-10%程度なのだそうです。
沿革としては、1956年に創業者である服部正氏が設計事務所を創設。
創業まもなく、コンピュータの先進的研究と利用の現場に触れるために
単身渡米し、想像以上の先進性にショックを受け
「地震国日本の耐震設計を、デジタルコンピュータによって一新せずしてどうするのか?」
と強く思ったのだそうです。
当時、日本の建設・建築設計業界では、まだデジタルコンピュータの将来性に
目を向ける人はほとんどあらず、大学ですら関心をもつ人は少なかったといいます。
10人足らずからスタートした設計事務所は、1961年、超高層建築時代に先駆けて、
日本で初めて建築の構造計算にコンピュータを導入したのだそうです。
多くの企業ではこのころまだコンピュータは使われていなかったのです。
今となっては信じられないですね。
そのため、取り入れたコンピューターを使い、ソフトウエア開発も行っていくように
なったのだとか・・・それでIT企業としての経験も豊富なのですね。
また、社名に「研究」と入っているように、いろいろな大学と共同で研究をすることも
多く、2010年度の試験研究費はなんと2億3500万円!
すごい額ですね。でもこうやってちゃんとお金も手間もかけて試験研究することは
長い目でみれば、会社にとっても、国家にとっても大きな財産なのではないかと。
では今日はこんなところで。
また明日ー。