こんにちは。hikaru です。
そろそろ “宇宙に関わる企業シリーズ” やろうかな。
というわけで今日は浜松ホトニクス株式会社について。
浜松ホトニクスは、光関連の電子部品・電子機器などを製造・販売している会社です。
例えば、光センサ・レーザ光源・高感度/高解像度カメラ・光計測機器など。
カミオカンデ・スーパーカミオカンデに浜松ホトニクス製の
光電子増倍管が使われている事でも知られていますね。
他にも、光に関する事なら、医学・情報・スポーツ生理学などの
分野までも手がけているそうですよ。
最近の宇宙分野では、
・国際宇宙ステーションの日本の宇宙実験棟「きぼう」の全天 X 線監視装置
・小惑星探査機「はやぶさ」の X 線 CCD
・月周回衛星「かぐや」の X 線 CCD
などを担当しています。
特に、1967 年に担当したロケット追尾システムは、
“NASA を超えた技術” と評されたようですよ。
宇宙分野用途のセンサを作る際は、
求められるセンサの感度や消費電力などが毎回異なるばかりか、
打ち上げ時の振動、宇宙での温度変化・放射線に対する耐久性が求められ、
常に、新規開発を行う必要があります。
また、CCD は微細な集積回路なので、宇宙用の少量生産にもかかわらず
手作業で作るわけにはいかず、生産ラインを動かす必要があります。
一方、民生向けのセンサにはコストダウンが求められるので、
このへんの両立が難しいんだとか。
ただ、このような製品の開発による信頼性の実証・他製品への応用、
厳しい条件・厳しい納期での開発を経験した技術者のレベルアップ、
などが、宇宙産業を手がけてこそ得られるものなのだとか。
日本の宇宙産業はこうした企業の努力によって支えれているんですね。
“宇宙に関わる企業シリーズ”、今後もやっていきますよ!
それではまた。