こんにちは。
今日も、経済に関するかるーいお勉強ネタで行きたいと思います!
経済用語で、たまに「EXIT」って聞きませんか?
今回はその意味を実例を交えつつお話ししたいと思います。

先月上場廃止した企業、ゴールドパック株式会社。
長野を基盤とし、清涼飲料水を製造・販売するメーカーですが、
この上場廃止は丸紅系の投資ファンドBAF2によるTOB、そして
完全子会社化されたことによるものです。
(TOBとはtakeover bidの略で、株式公開買い付けのことです。つまり、
株主に対して、いくらでこの株買いますよーと公示して株式を買い取る手法。)

つまり今は丸紅系グループになっているわけですが、その前の
大株主はフェニックス・キャピタル株式会社と東急グループでした。
フェニックス・キャピタルは、2003年にゴールドパック株式会社に投資し、
上場のお手伝いをして、2003年に上場、今回丸紅系のファンドに株式を売却、
ということで、おそらく多大な利益を得ているはずです。
これが投資の目的であり、出口でもあり、このことをEXITというのです。

と書くと、もしかしたらイメージが悪い、と思う方もいるかもしれないですね。
でも、このフェニックス・キャピタルが行ったことは、ただ自らが
利益を得ただけではありません。
投資し、企業価値を上げ、その価値を「ぜひ必要だ」と言ってくれる相手
(今回は丸紅ですね)を見つけ、、
なので、基本的にはみんな喜んでいる(はず)。

丸紅、およびゴールドパック株式会社の未来がどうなっていくのか興味深いです。

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