グラスファイバーと呼ばれる繊維をご存知でしょうか?グラスファイバーはガラスでできた繊維のことで、熱や電気の絶縁性に優れていて全く燃えない不燃材です。防音・遮熱・保温材としての用途の他に強化プラスチックと呼ばれるものはガラス繊維が多く用いられており、ヘルメットや釣竿、スキー板などに利用されています。そんなガラス繊維ですが、世界で初めて工業生産に成功したのはとある日本の紡績企業でした。

今回紹介する企業は、 日東紡績株式会社 です。日東紡績株式会社は1923年に創業し、1938年に世界初のグラスファイバーの工業化に成功した企業です。「なんでも繊維にしてみよう」というモットーのもとにたどり着いた技術だそうです。ただのガラスの繊維だと思うと、そんなにすごいものなのかと疑ってしまいますが、とてつもない優れものです。電子部品の分野では、その耐熱性と高弾性によりAI半導体やSWITCHなど通信ASIC、高機能CPU用途半導体パッケージ基板に採用されています。また、複合材事業では、自動車部材やスマートフォンの筐体、バスタブなどに利用されており、需要はかなり幅広いのです。

特に、電子部品においてのグラスファイバーの要求特性は高まる一方であり、さらなる低熱膨張・高速伝送への対応が求められています。昨今の半導体需要に応えるべく、優先度の高い事業として設備投資などを強化していく方針のようです。今後の日東紡績株式会社の躍進に期待が高まります。

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